水虫の国内患者数は約2.500万人といわれます。
日本人の5人に1人は水虫持ちということになります。
水虫は白癬菌というカビによる感染症で、
白癬菌が爪の中に入り込むと、爪水虫となります。
爪水虫は、水虫の中でも治りにくく根気のいる
治療が必要になります。
水虫は、高温多湿を好みます。
足は普段、外出時には靴下と靴により高温多湿になりがちです。
特に夏は水虫の好む環境が整ってしまっているんですね。
そのため水虫や爪水虫に感染する方が多いんです。
しかし、靴の中が高温多湿だからすぐに水虫に
なるわけではありません。
通常は、白癬菌が皮膚に付着して24時間ほどが経過すると
感染するといわれます。
足は手ほど細目に洗いませんが、毎日入浴していれば
白癬菌は洗い流され感染はしないという事になります。
ですから清潔好きな方には、あまり水虫に感染している方は
みえないのではないでしょうか?
統計をとったわけではありませんのではっきり
わかりませんが・・・
とにかく清潔にしておいて損をする事はないということです。
水虫・爪水虫は治療しなければ完治しません。
根気がいりますが、治る病気なんです。
自然に治癒するということはありませんので
専門医の診断のもと治療して下さい。
特に爪水虫は、白癬菌が爪の奥深くに入り込んでいるため
塗り薬では治療が難しいといわれます。
爪水虫の治療にもっとも有効とされるのは
飲み薬がよいでしょう。
飲み薬を飲みながら、塗り薬を併用する治療法が
一番効果的であるといえます。
また、水虫と思っていても専門医の診断を受けてみると
水虫ではなかったというケ−スは多くあるようです。
よく間違われやすい病気としては、
●皮膚カンジタ症
●異汗湿疹
などがありますが、水虫ではありませんので
注意が必要です。
水虫がどうかわからないときは自己判断せず
専門医の診察を受けて下さい。
皮膚カンジタ症は、水虫と同じカビが原因ではありますが、
菌の種類が違うため水虫ではありません。
爪水虫と間違われやすい症状としては、高齢者などに多い、
「厚硬爪甲(こうこうそうこう)」といわれる
爪が分厚くなる病状がありますが、爪水虫ではありません。
水虫と勘違いしたまま長期間飲み薬を服用していたために、
肝機能障害を起こした事例などもあるので、
自己判断せずに専門医に
「水虫かどうかを特定」してもらうことが必要になるわけです。
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