2009年08月17日

水虫-ケルズス禿瘡

ケルズス禿瘡(とくそう)は、
皮膚糸状菌、大部分は白癬菌というカビ(真菌)の一種により
生じる病気です。

白癬菌が頭部の皮膚、毛の中深くに感染して炎症を起こす病気です。

通常は、皮膚表面に感染しますが、そうでない場合もあり、
頭髪から皮膚に入り込み、膿(うみ)、しこりなどの症状を伴い、
放置すると脱毛をきたすのが、ケルズス禿痩という病気です。

この白癬菌は、生じる部位により呼び名が違います。

足は水虫、爪は爪水虫、股はいんきんたむし、体はたむし、
頭はしらくも(頭部白癬)となります。

これらの原因菌で、高温多湿を好み、ケラチン質という
皮膚のタンパク質を栄養分として繁殖します。

ケルズス禿瘡は、人畜共通の感染症であり、人間では乳幼児に多く発症します。
この病気は、しらくも(頭部白癬)が重度に進行したものと
考えられていて、放置していると、毛の中、奥深くに菌が入り込み
ケルズス禿痩となるのです。


ケルズス禿瘡は、頭部に膿をもつ発疹としこりができ、
脱毛を伴う症状がみられます。

頭部に紅斑が現れ、毛の根元に丘疹やジュクジュク(びらん)
した膿疱が現われます。
髪の毛が容易に抜けてしまい、早期に治療しないと
瘢痕(はんこん)・永久脱毛してしまいます。

放置すれば、炎症や脱毛は広範囲に拡がり、膿やしこりや
腫れがでて、圧痛を伴うこともあります。

ケルズス禿瘡は、人だけではなく、動物もかかる共通の病気であり、
完治は難しく治療には根気を要します。

ペットとして犬や猫を飼っている人などに多く発症します。
人では乳幼児に多くみられます。

子供が、犬や猫と遊んで感染し、症状が発生する場合もあります。

ケルズス禿瘡の診断には、皮疹の状態を見て診断します。
確定診断するためには、頭部から皮膚を採取して、顕微鏡で見て確認します。
この顕微鏡検査での診断はとても重要です。

白癬菌による病気には、「抗真菌薬」などの塗り薬を用いて治療します。
しかし、ケルズス禿瘡のように白癬菌が皮膚深部にまで感染して炎症を

起こしている場合には、塗り薬だけでは効果が出ないこともあります。

多くの白癬菌感染の病気には、塗り薬だけでは完治が
難しい場合があります。

このような場合には、塗り薬と一緒に飲み薬も服用して、
白癬菌を身体の内と外から治療します。
完治させるには根気よく治療する必要があります。


また、飲み薬を長期間使用すると肝臓障害などの副作用が出ることがあるので、
定期的に肝機能検査などを受けるようにしてください。
posted by こうじ at 03:42| 水虫 ケルズス禿瘡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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